実践
制作会社に修正を依頼するときのチェックリスト
診断で問題が見つかったら、次は修正です。制作会社に正確に伝えて、確実に直してもらうためのポイントをまとめました。
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診断で問題が見つかっても、自社で直せるとは限りません。多くの中小企業では、サイトの制作や保守を外部の制作会社に任せています。ここでは、修正の依頼をスムーズに進めるためのポイントを紹介します。
依頼の前に確認すること
契約の範囲
まず、保守契約の内容を確認しましょう。
- ソフトウェアの更新は保守の範囲に入っているか
- セキュリティの修正は、別途の見積もりになるか
- サーバーやドメインの管理は、誰が担当しているか
サーバーやドメインを別の会社が管理していることもあります。DNS の設定(SPF・DMARC など)は、ドメインの管理者でないと変更できません。
誰に何を頼むか
| 問題の種類 | 主な担当 |
|---|---|
| CMS・プラグインの更新、公開ファイルの削除 | 制作会社 |
| 証明書・TLS・応答ヘッダーの設定 | 制作会社またはサーバー会社 |
| SPF・DKIM・DMARC、DNSSEC | ドメインの管理者 |
| メールサービスの設定(DKIM の有効化など) | メールの管理者 |
依頼のときに伝えること
修正の依頼は、次の内容をそろえて伝えると、やり取りの往復が減ります。
- 対象: ドメイン名(サブドメインも含めて)
- 問題: 何が見つかったか(レポートの該当箇所)
- 根拠: どこで、どのように確認したか(診断 ID や、応答の内容)
- 期待する状態: 直ったあと、どうなっていればよいか
- 優先度と期限: どれを先に、いつまでに直してほしいか
当サービスのレポートは、問題ごとに根拠と直し方を載せているので、そのまま添付して依頼に使えます。
優先順位の付け方
すべてを一度に直す必要はありません。次の順で考えると判断しやすくなります。
- すぐに: 設定ファイルやバックアップの公開、悪用が確認されている脆弱性
- 早めに: サポートが終了したソフトウェア、古い暗号方式、証明書の期限が近いもの
- 計画的に: セキュリティヘッダーの追加、DMARC の段階的な強化
直ったことを確かめる
修正の報告を受けたら、もう一度診断して、問題が解消されたことを確かめましょう。「直したつもり」で終わらないことが大切です。
修正のあとも、プラグインの追加やサイトの改修のたびに状態は変わります。定期的な自動診断を設定しておけば、新しい問題が見つかったときにすぐ気づけます。
依頼文の例
いつもお世話になっております。 外部のセキュリティ診断で、当社サイト(www.example.co.jp)に以下の問題が見つかりました。添付のレポートをご確認のうえ、対応の可否と費用・期日のお見積もりをお願いできますでしょうか。
/.envファイルが外部から閲覧できる状態(至急)- WordPress のプラグインが古い版のまま
- TLS 1.0 / 1.1 が有効になっている
対応後、こちらで再診断して確認いたします。よろしくお願いいたします。